株式会社ドワンゴ

ニュース

ニュース

《Clients Voice》【ニコニコ超会議2023】日本精工株式会社様

ベアリングの認知向上と技術力のアピールに寄与。ニコニコ超会議2023「超ニコ四駆2023」

日本精工株式会社様が開発・製造するベアリングは、機械や設備の信頼性や効率を向上させ、エネルギーロスを削減させる重要な部品です。「産業のコメ」とも呼ばれ、社会で幅広く使われています。ニコニコ超会議2023のカスタム四駆競技「超ニコ四駆2023」に協賛いただいた同社に、その背景と効果について伺いました。

media

日本精工株式会社 コーポレート・コミュニケーション部 石沢香野子さん(左) 
NSKマイクロプレシジョン株式会社 代表取締役社長 石井俊和さん(右)

100年、1000年先も社会から必要・信頼され、選ばれ続ける企業であるために、若い世代への認知度向上が求められていた

石沢氏 日本精工(以下、NSK)は、産業機械事業と自動車事業において、ベアリングをはじめとする様々な機械部品を製造・販売する会社です。ベアリングとは乗り物や家電など、様々な機械の動作に欠かせない回転をスムーズにさせる部品です。見えない部分に使われているため目にすることはなかなかありませんが、私たちの身の回りの機械が安定して能力を発揮するために必要不可欠な存在です。

石井氏 私が代表を務めるNSKマイクロプレシジョンは、NSKのグループ会社です。もともとはボールペンのペン先に用いられるボールの製造・販売を行っておりましたが、現在は、小型・薄型化、低騒音、長寿命といった多様なニーズに応えるミニアチュア・ボールベアリングの製造を主軸として事業を展開しています。具体的には歯科用ドリルやパソコンのハードディスク、サーバーの冷却ファン、銀行ATMやコピー機など、幅広い機器に用いられています。

石沢氏 NSKの創業は1916年で100年以上の歴史があり、日本初のベアリングメーカーです。国内シェアNo.1、世界シェアNo.3のポジションを築き、世界の産業を支えています。製造業の領域では比較的多くの方に社名や事業内容を知っていただいていますが、100年、1000年先も社会から必要・信頼され、選ばれ続ける企業であるためには、若い世代からの認知度向上の必要性を感じていました。また、幅広くものづくりの面白さを知って欲しいという思いもありました。

ニコニコ超会議は、若い世代と幅広い来場者に技術力をアプローチできる場。会社の技術力を引き出せるニコ四駆という企画提案を受け、実現に向けた期待が膨らんだ

石沢氏 若い世代にどのようにアプローチしていくかを模索する中で、ドワンゴさんからお問い合わせフォームを通じて連絡を頂戴しました。それが今回の協賛につながるきっかけです。私自身、ニコニコのことは以前から知っていたものの、弊社の事業との接点が見つからなかったので、最初はとても驚きました。
ニコニコ動画や超会議は若いユーザーさんに人気で様々な取り組みをされているということを知っていたことから、これまでにない新しい効果が生まれるのではないかと思い、前向きに検討を進めました。

石井氏 小型のベアリングといえばNSKマイクロプレシジョンだということで、石沢さんからかなり早い段階で相談がありましたね。私自身もニコニコ動画のゲーム実況を見ていたこともあって「あのニコニコ!?」と、とても驚きました。我々のベアリングは独楽やヨーヨーにも使われていることから、ニコニコとの親和性は高いと思いましたし、取引のある企業の皆様に喜ばれるなら……と、二つ返事で快諾しました。

石沢氏 ドワンゴさんからは、ニコ四駆という企画と弊社の技術力を両方引き出せるような熱いプレゼンテーションをいただきました。弊社の技術力に非常に期待をいただいているということが伝わってきて、実現したいという気持ちがどんどん膨らんでいきました。

B to B企業が触れあうことの少ないユーザー層にリーチできるのは、ニコニコならでは。NSKを知ってもらうための絶好の機会に

石沢氏 主な協賛内容は、ニコニコ技術部の有名クリエイターがNSKの高品質ベアリングでカスタムした車体で競技レースに挑戦するカスタム四駆競技「超ルール無用JCJCステージ」へのベアリング提供です。また、優勝者にはNSKから副賞として「制作活動に使用するベアリング1年分」と「一緒にベアリングを開発する権利」を進呈し、技術系クリエイターの活動を応援しています。

石井氏 このほか、会場にはNSKブースを出展し、ブースではベアリングを使ったヨーヨーやコマなどの体験・実演会や、NSKの一般的な大きさのベアリングやNSKマイクロプレシジョンのとても小さいベアリングを使ったベアリング組立体験RTA(リアルタイムアタック)を開催しました。

石沢氏 私は今回、初めてニコニコ超会議に参加したのですが、コスプレーヤーさんや親子連れの方など、B to Bをメインに業務を行ってきたNSKがこれまでに触れあったことのないユーザー層の方々が来場されていて、NSKブースも大変盛況でした。多くの方にNSKやベアリングのことを知っていただけるとても良い機会になりましたね。

石井氏 参加したスタッフもとても楽しそうにお客様対応をしていました。1日だけではなく2日でも3日でもやりたいという声もありました。

クリエイターたちや視聴者の皆さんとつながることで新しい気づきを得られ、今後のベアリングの魅力発信を考えるきっかけに

石井氏 「超ルール無用JCJCステージ」では、NSKマイクロプレシジョンのベアリングを使うことで機体のスピードが上がるということが分かり、しかもそれを数値で把握できるところも魅力でした。NSKとしては実際の自動車へのベアリングの供給を行っていることから、さらに機体のスピードを上げる貢献が出来るのではないかと思いました。

石沢氏 ニコニコ超会議に協賛したことで、様々なクリエイターの皆さんとのつながりを持てたことが私たちの想像を超える素晴らしい成果だと感じます。提供したベアリングをとても好意的に受け止めてくださり、“開封の儀”をSNSで発信してくださったり、マシン制作過程の動画を作って拡散してくださったりしました。

石井氏 今までベアリングを知らなかった人たちに、ベアリングの存在や魅力をポジティブに届けられるようになったのはうれしいですよね。この話を石沢さんに伺ってから「超ルール無用JCJCステージ」に参加されるクリエイターさんたちの製作動画を拝見しましたが、私たちが想定もしなかったベアリングの活用方法にも驚かされました。

石沢氏 さすがニコニコ技術部!と感じたのは、動画の演出が素晴らしくて。NSKにはなかった視点で、どんな方にもわかりやすいよう工夫して伝えてくださいました。

石井氏 ものづくりへの熱量は我々も見習うべきところですよね。

石沢氏 正直なところ、ベアリングという機械部品がどれくらいの方に受け入れられるんだろうと少し不安に思っていました。いざふたを開けて見ると、そんな不安が一気に吹き飛びました。

石井氏 「超ルール無用JCJCステージ」の当日はニコニコ動画で生配信を行ったのですが、視聴者さんからのコメントも我々にとって大変貴重でした。

石沢氏 こんなお声を頂戴できるんだ!と新鮮でしたね。いただいたコメントについては社内の広報部門で共有したり、サイネージで社内に掲示したりと、我々が今後どのようにベアリングの魅力を発信していくかを考えるきっかけになったように思います。また、コメント数や再生数が数値で分かることから、達成指標を把握できるのもいいですね。

石井氏 「超ルール無用JCJCステージ」で優勝したクリエイターの方には1年分のベアリングを提供し、一緒にベアリングを開発する権利も進呈しました。
そのクリエイターの方からは、多くのクリエイターさんとのディスカッションを経て開発することで、最終的により良いベアリングができるのではないかとご提案いただきました。そこでクリエイターの皆さんをお招きし、弊社の工場見学とNSKのショールームへ来ていただくというツアーを計画しました。今後どのような新しい発想に出合えるのか、とても楽しみです。

会社のビジョンにも合致した一連の取り組みを通じて、ホビー用のベアリング事業の強化につなげる

石沢氏 若年層の方に知って欲しいという目標、それからNSKの技術力を広くアピールしたいという目標を、ドワンゴさんには本当に素晴らしい形で実現していただきました。

石井氏 NSKには「あたらしい動きをつくる。」というビジョンがあるのですが、まさにそれに合致した取り組みになったとも思います。NSKの社長とも、この協賛をきっかけにホビー用の分野を強化していきたいと話をしました。これまでに強化できていなかった事業を推進するきっかけになったのも大きな成果です。

石沢氏 ニコニコ超会議がきっかけでベアリングに興味を持ってくださった方には、ぜひNSK (日本精工) ベアリング入門でさらにベアリングのことを知っていただきたいです。当日参加してくださった方にご案内を配布したのですが、アクセスも順調に伸びています。

media
ベアリング入門トップページ

ニコニコ超会議への協賛を通じて、数多くの気づきを得ることができました。今後も選ばれ続ける企業でいられるよう、ぜひまた一緒に様々な取り組みでベアリングやその他製品を盛り上げていきたいと考えています。

日本精工株式会社
NSKマイクロプレシジョン株式会社


《広告に関するお問い合わせ先》
info-ad@dwango.co.jp

《その他、本件に関するお問い合わせ先》
mkt_info@dwango.co.jp

PREV INDEX NEXT
PAGE TOP