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N高等学校、教育分野での脳科学の活用において脳トレ・川島隆太教授がCTOを務める脳科学スタートアップ「NeU」とともに12月より実証トライアル開始

カドカワ株式会社

カドカワ株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:川上量生)が開校した学校法人角川ドワンゴ学園 「N高等学校」 (以下、N高)は、脳科学の社会分野でのソリューション開発を目指す株式会社NeU(ニュー)(本社:東京都千代田区、代表取締役:長谷川清)と共同トライアルをすることを決定しました。NeUでは最先端の脳科学の知見や技術に基づき、学習の効率化や学習内容の定着を目指した新しい脳トレーニングの開発に取り組み、12月よりN高等学校にて実証トライアルを実施します。

NeUは、東北大学加齢医学研究所川島研究室の「認知脳科学知見」と、日立ハイテクノロジーズの「携帯型脳計測技術」を融合して、2017年8月に設立された脳科学分野のジョイントベンチャーです。同研究室の川島隆太教授は『脳トレ』ゲームの開発でも著名な脳科学者であり、NeUの取締役CTOに就任されています。川島教授は、この教育分野での脳科学の活用について、次のように期待を込めて語ります。

「脳の前頭前野を意識的に活性化させようとすることで、記憶や学習能力を向上させることが科学的に証明されています。こうした最先端の脳科学の技術を応用し、新しい脳トレーニングを毎日の学習に取り入れることで、学習意欲を高いレベルで維持させ、学習者の脳の情報処理能力を高め、学習内容の確実な定着を図ることができると考えています」(川島隆太 東北大学教授)

N高では個別に最適化されたオンラインでの学習を基本としていますが、オンライン学習は対面授業と比べると生徒の学習意欲を長時間維持することが難しいという点を指摘されることもあります。最先端の脳科学の技術を応用した新しい脳トレーニングをN高の学習に取り入れることで、生徒がより充実した学びを得られるように学習をサポートしていきます。

<株式会社NeU(ニュー) 概要>http://neu-brains.co.jp/
東北大学加齢医学研究所 川島研究室の「認知脳科学知見」と、日立ハイテ クノロジーズの「携帯型脳計測技術」を融合して、新会社「NeU(ニュー)」が2017年8月に誕生しました。長年培った脳科学の知見と技術を軸に、社会のさまざまな分野で人にフォーカスしたソリューションを展開し、脳科学の産業応用、新事業の拡大をめざしていきます。NeUは、人に寄り添い、人を知ることを大切に、そして、人々の Quality of Life の向上に貢献していきます。

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<川島隆太(かわしま りゅうた)教授 プロフィール>
東北大学教授、東北大学加齢医学研究所所長。東北大学大学院医学研究科修了、スウェーデン王国カロリンスカ研究所、東北大学加齢医学研究所助手、講師、教授を経て、2014年より同研究所所長。任天堂DSゲームソフト『脳を鍛える大人のDSトレーニング』、学習療法を応用した『川島隆太教授の脳を鍛える大人の音読ドリル』シリーズ(くもん出版)などで一躍、時の人に。人の脳活動の仕組みを研究する「脳機能イメージング」のパイオニアであり、脳機能開発研究の国内第一人者。研究で得た知見を産学連携に応用、その実績から総務大臣表彰、文部科学大臣表彰。『脳が活性化する大人のおもしろ算数脳ドリル』(学研プラス)など著書多数。

◆学校法人角川ドワンゴ学園 N高等学校について◆<N高公式サイト:https://nnn.ed.jp/
2016年4月に開校した“ネットの高校”で、現在の生徒数は4,313名(2017年10月時点)。「IT×グローバル社会を生き抜く“創造力”を身につけ、世界で活躍する人材を育成する」という理念のもと、今のネット社会に対応した新しい教育を実践します。授業やレポート提出はネットで行い、時間を問わず自身のペースで授業を受けられます。また、高校卒業資格のための必修授業の他に、大学受験やプログラミング、ライトノベル、ゲーム、ファッション、美容など多種多様なネットでの課外授業や、全国各地での職業体験により、社会で役立つスキルや経験を高校時代に身につけられるカリキュラムが特徴です。ネットコースと通学コースが選択できます。

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