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佐藤天彦叡王vs. PONANZA「第2期電王戦」デンソーが新たな代指しロボットを提供初の2台体制ロボットアーム「電王手一二さん」

株式会社ドワンゴ

株式会社ドワンゴ(本社:東京都中央区、代表取締役社長: 荒木隆司 以下、ドワンゴ)および公益社団法人 日本将棋連盟(東京都渋谷区、会長: 佐藤康光 以下、日本将棋連盟)、株式会社デンソー(本社:愛知県刈谷市、取締役社長:有馬浩二)は、ドワンゴと日本将棋連盟が2017年4月1日(土)と5月20日(土)に開催する「第2期電王戦」において、デンソーの子会社である株式会社デンソーウェーブ(本社:愛知県知多郡、代表取締役社長:中川弘靖 以下、デンソーウェーブ)がコンピュータソフトの指し手を盤上に再現する新たな代指しロボットとして「電王手一二さん」(読み方:でんおうていちにさん)を提供することをお知らせします。

2台の産業用ロボットの機能をフル稼働させ、ソフトの指し手を再現

前々回の「電王手さん」・前回の「新電王手さん」は、将棋に特化した「成り機」などの特殊機構を備えていました。しかし「第2期電王戦」では、デンソーウェーブはロボットメーカーとしての原点に返り、特殊機構は「爪の開閉」のみにとどめ、ロボットアームの動きと機能だけで将棋を指せるようにしました。

今回、提供する「電王手一二さん」の最大の特長は、2台の産業用ロボットアーム「VS-060」(※)を1台のロボットとして作動させる協調制御システムです。将棋盤という限られたスペースで、2台のロボットアームを両手として同時に作動させるため、プログラムは必要に応じてロボットの“頭脳”を結合・分割して動きを制御します。また、指し手の位置によって、本体を左右に移動させながら駒運びに対応します。加えて、前回の「新電王手さん」と同レベルのスピードと静音性を保ちつつ、対局相手に心理的負担を与えないよう、指す時、引く時の加速度のブラッシュアップが施されました。

<電王手一二さんの主な特長>

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電王手一二さん

●協調制御システムにより2台のロボットアームが1台のロボットとして動作

●人間の対局相手を考慮した「空気を読んだ」動作を実現

●駒が斜めになっていたり、ずれて置かれていても、アーム先端に装着したカメラが多方向から画像認識し1ミリの誤差もない着手を実現

●棋士とロボットアームの間に目に見えない安全柵(エリアセンサー)を設置

●標準パーツを採用している為、信頼性はさらに向上。終日行われる対局にも対応

※「VS-060」の詳細
https://www.denso-wave.com/ja/robot/product/five-six/vs050-060.html

<電王手一二さんの動画>
http://www.nicovideo.jp/watch/sm30839974

「 第2期電王戦」について(公式サイトhttp://denou.jp/2017/
ドワンゴと日本将棋連盟が主催する、第2期叡王戦を勝ち抜いた佐藤天彦叡王と第4回電王トーナメントの優勝ソフト「PONANZA」による二番勝負「第2期電王戦」。第1局を4月1日(土)に日光東照宮(栃木県日光市)で、第2局を5月20日(土)に姫路城(兵庫県姫路市)で開催。第1局の先手番はPONANZAに決まりました(第2局の先手番は佐藤叡王)。

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