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『第2回囲碁電王戦』開催決定DeepZenGo vs 趙治勲名誉名人~日本発の囲碁AIとトップ棋士がハンデなしで初対局~

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株式会社ドワンゴ(本社:東京都中央区、代表取締役社長:荒木隆司)は、公益財団法人日本棋院(東京都千代田区、理事長: 團宏明)の協力のもと、今年3月に始動した世界トップレベルの囲碁AIの開発を目指す日本発のプロジェクト「DeepZenGoプロジェクト」の進捗状況および今後の展開について、以下の通り発表しました。

同プロジェクトが手掛けるコンピュータ囲碁ソフト『DeepZenGo』において、開発着手から約半年後の9月時点で、棋力の指標となるレーティングが2400~2500から3000(※)へと大幅に向上し、プロ棋士と対局できるレベルに達しました。

これを受け、囲碁AIと人間の対局「第2回囲碁電王戦」を11月19日(土)・20日(日)・23日(水・祝)に開催することを決定。DeepZenGoがプロ棋士の趙治勲名誉名人とハンデなしの互先で三番勝負を行います。DeepZenGoは対局直前まで開発を続けて棋力向上を図り、トップ棋士との真剣勝負に挑みます。

なお、全対局の模様は、「ニコニコ生放送」にて完全中継されます。

(※)ご参照:レーティングサイト「Go Ratings」 ⇒https://www.goratings.org/

AlphaGoとプロ棋士の対局結果およびレーティングなど ⇒https://www.goratings.org/players/1718.html

「第2回 囲碁電王戦」 開催概要

【対局者】囲碁ソフト『DeepZenGo(ディープゼンゴ)』 vs 趙(ちょう)治勲(ちくん)名誉名人
【形 式】三番勝負(どちらかが2連勝しても全局実施、第3局終了後に総括記者会見を行います)
【ルール】持ち時間2時間・秒読み60秒×3回、互先、先番6目半コミ出し、日本ルール
【対局スケジュール】

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第1局

*●*日 時:

11月19日(土)13時対局開始

*●*出演者:

一力遼七段(解説)、万波奈穂三段(聞き手)
張栩九段(立会)

*●*URL:

http://live.nicovideo.jp/watch/lv280070012

第2局

*●*日 時:

11月20日(日)13時対局開始

*●*出演者:

高尾紳路名人(解説)、吉原由香里六段(聞き手)
王銘琬九段(立会)

*●*URL:

http://live.nicovideo.jp/watch/lv280070055

第3局

*●*日 時:

11月23日(水・祝)13時対局開始
※終局後に総括記者会見を実施

*●*出演者:

井山裕太六冠(解説)、吉原由香里六段(聞き手)
小林覚九段(立会)

*●*URL:

http://live.nicovideo.jp/watch/lv280070087

【主 催】株式会社ドワンゴ
【囲碁電王戦公式サイト】http://denou.jp/go

趙治勲名誉名人プロフィール
昭和31年生まれ。故木谷實九段門下。最年少入段記録(11歳9ヶ月、当時)、史上最多タイトル獲得数(74)、史上初の棋聖・名人・本因坊の三大タイトル独占、前人未到のグランドスラム(七大タイトル制覇)達成、本因坊10連覇など輝かしい戦歴を誇る。今年、満60歳を迎えたことを機に名誉名人を名乗った。日本囲碁界を代表するトップ棋士のひとりである。

DeepZenGoプロジェクトについて
人工知能技術の向上と囲碁界の発展に貢献することを目的に、世界トップレベルの囲碁ソフトの開発を目指したプロジェクトで2016年3月1日に発足。プロジェクトメンバーは、日本最強のコンピュータ囲碁ソフト『Zen』の開発者・尾島陽児氏と加藤英樹氏を中心に、人工知能の研究者で東京大学准教授の松尾豊氏と同大学の学生、ドワンゴのエンジニアらで構成。ドワンゴは、ハードウェアや開発スペースなどの開発環境を全面提供。

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