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― 東京都知事選でニコニコアンケート調査を実施 ―東京都知事選の序盤情勢小池氏幅広い支持で優位鳥越氏追い上げ 増田氏続く
2016.07.20
株式会社ドワンゴ
株式会社ドワンゴ(本社:東京都中央区、代表取締役社長:荒木隆司)は、同社が運営する日本最大級の動画サービス「niconico」で、7月14日告示、31日投票の東京都知事選について、東京都在住のユーザーを対象にアンケート調査を実施し、ニコニコ独自の分析を加えて、20日、都知事選の序盤情勢を発表しました。今のところ、有力3候補のうち、どの政党の推薦も受けていない元防衛相の小池百合子氏が幅広い支持を得て優位に戦いを進め、民進、共産、生活、社民の4党の推薦するジャーナリストの鳥越俊太郎氏が追い上げ、それをさらに自民、公明、こころの3党の推薦する元総務相の増田寛也氏が追う展開となっています。ただ、有効回答者(有権者)の38.4%が投票する人を「まだ決めていない」と答えていることから、終盤に情勢が大きく変化する可能性があります。
ドワンゴは近く再びアンケート調査を行い、都知事選有権者の判断材料の一つとして終盤情勢を分析・発表する予定です。
都知事選アンケート調査は告示翌日の15日21時から実施し、都在住の9757人が参加、「投票に行かないと思う」「選挙権がないので投票できない」という人を除く5225人が有効回答者でした。ニコニコではその有効回答を分析し、序盤情勢を探って、公職選挙法第138条「人気投票の禁止」に違反しない範囲でその結果を公表しました。
それによると、3人に2人が「必ず投票する」と答え、5人に1人が「投票するつもりだ」と回答。また、新しい都知事に期待する政策課題は、「行財政のムダづかいの削減」が20.2%でトップ、「2020年東京五輪・パラリンピックの成功」14.1%、「首都直下地震などの防災対策」12.6%、「待機児童解消などの子育て対策」11.9%の順になりました。
「東京都知事選ネット世論調査」の概要
都知事選の主軸となっている有力3候補の争いは、小池氏が男女とも、また18、19歳を除く各年代で多くの支持を集めて抜け出しています。特に、小池氏支持者の77.6%が「必ず投票する」と答え、支持が固いのが強味。新知事に期待する政策課題のうち、小池氏支持者は「行財政のムダづかいの削減」と「首都直下地震などの防災対策」を期待する人が多いのも特徴です。
小池氏を追い上げる鳥越氏は、女性より男性の方の支持率が高く、18、19歳、20代、50代以上でその傾向が目立ちます。鳥越氏支持者も「必ず投票する」が75.4%に達し、支持が強固。また、鳥越氏支持者は新知事の政策課題について「東京五輪・パラリンピックの成功」を期待する人が45.9%と群を抜いて多く、続いて、「『政治とカネ』に関する不信感の払拭」でした。
鳥越氏を追う増田氏は、20代と50代以上の女性の支持が多く、新知事の政策課題でも「待機児童解消などの子育て政策」と「行財政のムダづかいの削減」を期待する人が突出。ただ、「必ず投票する」と回答した人は増田氏支持者の70.0%にとどまり、小池、鳥越両氏に比べて低くなっています。
誰に投票するか「まだ決めていない」と言う人は、女性が44.4%と男性の33.7%を10.7ポイントも上回り、18、19歳と20代では過半数を占めました。