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3Dアバター&3Dデータ投稿プラットフォーム「THE SEED ONLINE」2019年2月中旬に提供開始~全てのVRサービスを往来可能にする未来のバーチャル世界接続基盤へ~
2018.12.21
株式会社バーチャルキャスト
VR・ライブコミュニケーションサービス「バーチャルキャスト」を提供する株式会社バーチャルキャスト(本社:北海道札幌市、代表取締役社長:松井 健太郎)は、VR向け3Dアバターファイルフォーマット「VRM」で作成された3Dキャラクター(人型アバター)および3Dデータ(アイテム、背景等)をアップロードし、各種VRサービスや連携アプリ共通で利用できる流通プラットフォーム「THE SEED ONLINE(ザ・シードオンライン)」を、2019年2月中旬に提供開始することお知らせします。
作って(作成)、あつめて(投稿・流通)、VR空間であそべる(自由な使用)をワンストップで
THE SEED ONLINEでは、VR環境で利用できる「VRM」形式のアバタ―、アイテムなどのあらゆるデータをアップロードすることで、各種VRサービスや連携アプリ内の共通データとして利用することができるようになります。複雑な動作をプログラムできるアイテムや、背景等の投稿も可能となる仕組みも準備しているほか、投稿されたデータは「THE SEED ONLINE」上で販売することもできます。これにより、「作って(作成)」「集めて(投稿・流通)」「VR空間で遊べる(自由な使用)」という、VRを楽しむための体験すべてをこのプラットフォーム上で実現することが可能です。サービス開始時は、同社の「バーチャルキャスト」や株式会社ドワンゴと株式会社 S-courtが提供する「カスタムキャスト」、SHOWROOM株式会社が提供する「SHOWROOM V」などを予定しており、プラットフォームの枠を超えた自由なコラボレーションを実現することで、サービスの垣根を超えたユーザー体験を提供します。
THE SEED ONLINEは、提供開始以降も連携プラットフォームやサービスを随時増やし、以下の段階的なアップデートを目指してサービスを提供していきます。
今後のアップデートについて
(1)アバターだけではなく、VR空間で使用できる3Dデータ・アイテム、そしてそれらを
組み合わせたギミックを作り込めるプログラミング環境を提供し、さまざまな
プラットフォームで使用できる「遊び」をつくり、流通できる仕組みを提供。
(2)投稿された3Dデータの複製や再利用を防止し、著作権益を保護する機構を開発。
3Dデータ資産を持つゲームメーカーやIP権利者と提携し、各3D/AR/VR/MRサービスで
使える、3Dデータの流通、収益化を目指す。
THE SEED ONLINE名称について
サービス名称の由来は、『ソードアート・オンライン』(※1)作中のザ・シード(※2)に感銘を受け、さまざまなVRプラットフォームへ行き来するための基盤として開発されたことによります。名称の使用にあたり、『ソードアート・オンライン』著者の川原礫先生に許諾を頂きました。
(※1)川原礫によるVRゲームを舞台にしたライトノベル。小説は全世界累計2,200万部を突破する人気作品。
参考:電撃文庫https://dengekibunko.jp/special/sao/
(※2)『ソードアート・オンライン』作中に出てくるVRMMORPG制作及び自動制御を行うことが
できるフリーソフトの名称。作中では主人公のキリトによりこのソフトウェアが世界中に
展開されたことで様々なVRMMORPGが生まれることになった
参考:電撃文庫『ソードアート・オンライン』第4巻
THE SEED ONLINE連携サービス(2019年2月予定)
「バーチャルキャスト」(https://virtualcast.jp)
バーチャルキャラクターになったユーザーがVR空間のスタジオでリアルタイムにコミュニケーションできるVRライブ・コミュニケーションサービスです。ニコニコ生放送などの生配信サービスを介してスタジオを公開したり、公開中のスタジオに“乱入”することも可能で、自由に好きなキャラクターになりきりコミュニケーションを楽しむことができます。
「カスタムキャスト」(http://customcast.jp/)
スマートフォンで誰でも簡単にVTuberになって生放送配信ができるスマートフォンアプリです。「ヘアスタイル」、「フェイス」、「ボディ」、「コスチューム」、「アクセサリー」など数多くのカスタマイズ機能により、自分好みのVTuberを作ることができます。
「SHOWROOM V」(https://www.showroom-live.com/)
バーチャル配信アプリ SHOWROOM Vでは、VRMのモデルを利用して誰でも簡単にスマホからバーチャルキャラクターになりきってSHOWROOMに配信出来ます。
◆株式会社バーチャルキャスト(https://virtualcast.jp/)
株式会社バーチャルキャストは、昨今のVTuberの急速な盛り上がりを受け、株式会社インフィニットループと株式会社ドワンゴが今後のVR市場の世界的な成長を見据え、2018年7月27日に設立した新会社です。インフィニットループが持つ「開発力・マーケティング力」と、ドワンゴが持つ「エンタテインメント事業の総合力・UGCプラットフォームやその運営ノウハウ」、そしてドワンゴを傘下に収めるカドカワグループ全体が持つ「IP・調達力」を結集し、強みを最大限に活かすことで、先進的なプロダクトを集結させた“VR総合プラットフォーム” を創出し、あらゆるユーザー、クリエイターが自由にVR空間で活躍できる場を提供します。
VR向け・3Dアバターファイルフォーマット「VRM」について(https://dwango.github.io/vrm/)
「VRM」はVRアプリケーション向けの人型3Dアバター(3Dモデル)データを扱うためのファイルフォーマットです。