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~ 見る方向で見える絵が変わる、デジタルファブリケーション ~CGを応用した特殊印刷技術を開発産業展開へ向けた、実証実験を目指す
2021.02.12
株式会社ドワンゴ
株式会社ドワンゴ(本社:東京都中央区、代表取締役社長:夏野剛)は、予てより取り組んできたCG研究を応用した特殊印刷技術「DMAG(ディーマグ)」を開発したことをお知らせします。
「DMAG」は、色と形状の最適化を用いた立体物のデジタルファブリケーション手法で、作成したデータをもとに3Dプリンターで印刷した造形物は、見る方向によって異なる絵や模様が見える特性を持ちます。この、CGを活用して指定した見た目になるように形状を生成する手法が、今回の開発技術となります。造形物は、平面形状・立体形状のほか布などにも印刷が可能で、書籍や販促物をはじめ、アパレルウェアやマスクなどへの展開も想定しています。現在「DMAG」は、基本特許の登録が完了していますが、今後も継続して特許の出願および実用化に向けた実証実験を行う予定です。
ドワンゴでは2014年より、CGおよび機械学習技術などの研究開発を継続して行っていますが、CG研究から端を発した、デジタルファブリケーションの開発(※)および産業展開への挑戦は初の試みとなります。当社は、今後もさまざまなジャンルにおける新しい技術開発を推進していきます。※DMAGの開発自体は2016年より継続しております。
※同開発は、2018年SIGGRAPH (ACM Transactions on Graphics)にて「Fabricating reflectors for displaying multiple images.」のタイトルで発表をしております。
【本件に関する報道関係のお問合せ先】
株式会社ドワンゴ 広報部 E-mail:dwango-pr@dwango.co.jp