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~バーチャルアーティスト開発プロジェクト『ポルタメタ』~ヴァイオリニストオーディションの審査員にヴァイオリニスト服部百音が追加決定
2024.12.06
株式会社KADOKAWAと株式会社ドワンゴは、東京交響楽団の特別監修のもと、バーチャルアーティスト開発を行うプロジェクト「ポルタメタ」にて、第1弾のピアニストに続き、第2弾となるヴァイオリニストの募集を12月2日(月)より開始し、新たに2名の審査員が決定したことをお知らせします。審査委員長の指揮者・原田慶太楼、審査員に東京交響楽団コンサートマスター小林壱成に加えて、国際的に活躍するヴァイオリニスト・服部百音、第1弾オーディションにも関わった東京交響楽団楽団長・廣岡克隆が審査員を務めます。
「ポルタメタ」は、リアルとバーチャル、クラシック音楽とテクノロジーが融合した新しいコンセプトのバーチャルアーティストを通して、クラシックファンの裾野を広げることを目的としています。バーチャルアーティストは、動画・SNSでの音楽活動を中心にリアルコンサートなどライブ活動も行いながら、世界を舞台に活躍することを目指します。
このオーディションでは、性別、国籍、年齢、学歴やコンクール受賞歴に関わらず 、自身の演奏テクニックや音楽表現を最大限に発揮し、バーチャルアーティストとしてクラシック音楽や楽器演奏の楽しさを幅広い世代へ伝えていただける方を募集します。
■審査員4名プロフィール
<原田慶太楼>
欧米を中心に目覚しい活躍を続けている期待の俊英。東京交響楽団正指揮者、愛知室内オーケストラ首席客演指揮者兼アーティスティック・パートナー、サヴァンナ・フィルハーモニック音楽&芸術監督。ヒューストン、N響、ルイジアナ、ツーソン、フェニックス等のオーケストラや、オペラでもアリゾナ、シンシナティ、ブルガリア国立歌劇場などで活躍。2010年タングルウッド音楽祭で小澤征爾フェロー賞、米国ショルティ財団キャリア支援賞6度、2023年には日本人初となるトップのコンダクター賞を受賞。第29回渡邉曉雄音楽基金音楽賞、第20回齋藤秀雄メモリアル基金賞受賞。2025年7月に米国デイトン・フィルハーモニック管弦楽団音楽・芸術監督に就任する。
<服部百音>
1999年生まれ。8歳でオーケストラと共演。10歳以降様々な国際コンクールで優勝やグランプリを受賞。イタリアでのリサイタルを皮切りに国内外で著名な指揮者、オーケストラと共演を重ねる。ウラディミール・アシュケナージとはスイス、イタリア公演。ハチャトリアン音楽祭、トランス・シベリアン音楽祭にも参加。2021年にはNHK交響楽団、パーヴォ・ヤルヴィと共演、翌年はドイツ・カンマーフィルと共演しこちらも好評を博す。 2022年から自身の企画でのコンサート「STORIA」を展開している。
<小林壱成>
東京藝術大学、同大学院を卒業・修了し、ドイツ・ベルリン芸術大学大学院修士課程修了。Gyarfas Competition最高位受賞。在学中、 Symphonieorchester der UDK Berlinのコンサートマスターとしてヨーロッパ各国で演奏。幼少よりN響特別コンサートマスター篠崎史紀監督の青少年オーケストラT.J.O.S.で活動し、藝大にて師事。渡独後はProf.M.Contzen、バイエルン放送響第1コンサートマスター A.Barakhovskyに、また室内楽をアルテミス・カルテットに学ぶ。青山音楽賞新人賞、日本音楽コンクール他受賞多数。野村財団、明治安田QOL文化財団、ローム音楽財団等奨学生。ソリストとして、東響、読響、兵庫芸術文化センター管(PAC)ほか、M.ヴェンゲーロフとはバッハの二重協奏曲にて共演。国内外の音楽祭出演はじめ、レーピン等著名音楽家と共演を重ねる。
<廣岡克隆>
1974年(昭和49年)6月23日生まれ。兵庫県神戸市東灘区出身。幼少期をフランス・パリで過ごし、3歳よりヴァイオリンを始める。私立 六甲学院中学、兵庫県立西宮高等学校音楽科卒業。東京藝術大学在学中、ニューイングランド音楽院(米国・ボストン)へ留学。在学中のリサイタル活動等により神戸灘ライオンズクラブ音楽賞、大学卒業時に安宅賞受賞。1998年(平成10年)東京藝術大学卒業後、同年 8月1日付で、東京交響楽団アシスタントコンサートマスターとして入団し2022年8月1日付で楽団長、翌1月25日付で専務理事に就任 し、現在に至る。
■ヴァイオリニストオーディション概要
バーチャルアーティストのヴァイオリニストオーディションは、潜在的なクラシックファンを活性化させ、新たなクラシック市場の拡大を目的とする、バーチャルアーティストとして演奏活動していただく方を選定するオーディションです。年齢、性別、国籍は問いません。スケジュールについては、随時公式サイト等でもお知らせします。
【バーチャルアーティストとしての活動内容】
・定期的な演奏やトークを中心とした配信活動
・定期的な演奏動画の収録やコンサートへの出演などのアーティスト活動
【応募条件】
・年齢、性別、国籍問わず
・配信活動、演奏活動の経験不問
・日本語でのコミュニケーションが可能な方
・演奏活動を通じた夢を持っている方、目標のある方
・知識や考えを自分自身の言葉で発信できる方
【一次選考】
応募期間 :2024年12月2日(月)~2025年1月13日(月)23:59
応募方法 :オーディション受付フォームよりご応募ください ※12月2日(月)にオープン
応募要項 :詳細は、ポルタメタ公式サイトにてご確認ください▶ https://portameta.com/
【二次選考】
実施時期 :2月初旬
実施内容 :オンラインでの面談実施
【三次選考】
実施時期 :2025年2月20日(木)
実施場所 :東京都新宿区「クラシックスペース100」
実施内容 :実技確認、面談を実施
実施内容 :課題曲、自由曲1・2の計3曲(1曲:5分以内)
※詳細はポルタメタ公式サイトにてご確認ください▶ https://portameta.com/
<主催・企画・協力>
KADOKAWA/ドワンゴ/東京交響楽団
<オーディションに関する問合わせ先>
問合わせフォーム▼
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSeZ3CfElM2_fYoKycDNYUurQpWeyLWeGpoO8IDr73PNxBdBjg/viewform?usp=sf_link
■プロジェクトの背景
ドワンゴとKADOKAWAは、かねてより、クラシック音楽の事業に携わってきました。
ドワンゴと東京交響楽団の取り組みは、2020年3月、コロナ禍でライブイベントの中止が相次いでいることを受け、"観客のいない音楽会"と銘打ったオーケストラ史上初となる無観客コンサートをニコニコ生放送でライブ配信したことに始まります。
大きな反響を得たことから、同年6月、プロオーケストラ初となるニコニコチャンネル「ニコニコ東京交響楽団(ニコ響)」※を開設し、この4年間で46公演を、趣向を凝らしたライブ配信でお届けしてきました。また、昨年1月、角川文化振興財団主催による東京交響楽団とコラボレーションした1日限りのコンサート『オーケストラコンサートin浮世絵劇場』を成功させるなど、これまでにない様々なオーケストラ鑑賞の楽しみ方を提供しています。
昨今のクラシック音楽界は、オーディエンスが高齢化し、ファン層の先細りが懸念されています。ドワンゴとKADOKAWAは、本プロジェクトを通じて、若い世代を中心にクラシックの魅力を伝え、新たなファンの獲得、ひいてはクラシック音楽界の活性化に貢献できればと考えています。
※ニコニコ東京交響楽団(ニコ響)▶ https://ch.nicovideo.jp/tokyosymphony
■第1弾アーティスト「潤音ノクト」のこれまでの活動
バーチャルアーティスト・潤音ノクトは、2024年2月に行われたオーディションにてピアニストとして選定され、2024年4月に行われた「ニコニコ超会議2024」でデビューしました。その後、2024年8月12日に「フェスタサマーミューザ」に出演。東京交響楽団と共演し、3Dモデルで、世界初のオーケストラとのリアルタイムセッションを実現しました。
コンサート出演以外では、自身のYouTubeチャンネルにて週2回、ピアノ演奏や楽曲解説などライブ配信を行っており、クラシックの楽しみ方を知りたい方やピアノ初心者のための内容になっています。
◇「潤音ノクト」公式YouTube: https://www.youtube.com/@UruneNokutoch
◇「潤音ノクト」公式X: https://x.com/urune_nokuto
■バーチャルアーティストプロジェクト「ポルタメタ」概要
2023年10月にクラシック界初となる「バーチャル上に精密に楽器演奏者を再現する」技術を導入したバーチャルアーティスト開発を行うプロジェクト「ポルタメタ」を始動しました。KADOKAWAとドワンゴは、リアルとバーチャル、クラシック音楽とテクノロジーが融合した新しいコンセプトのバーチャルアーティストをプロデュースし、クラシックファンの裾野を広げることを目指します。
第1弾アーティストの潤音ノクトは、現在は動画・SNSでの音楽活動を中心に、2024年8月に3Dモデルを使用して、リアルオーケストラとの共演し、今後もリアルのコンサートでの演奏も視野に入れ、世界を舞台に展開していく予定です。
◇「ポルタメタ」公式サイト: https://portameta.com/
©portameta Project ©KADOKAWA CORPORATION 2024 ©DWANGO Co., Ltd.
《報道関係者のお問い合わせ先》
株式会社ドワンゴ 広報部:E-mail:dwango-pr@dwango.co.jp