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”本好き”が選ぶ年間人気書籍ランキング「読書メーター OF THE YEAR 2025-2026」結果発表『ブレイクショットの軌跡』が総合首位~部門別では国内外で話題の『イクサガミ』がシリーズ部門1位に~

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 株式会社ドワンゴは、2025年12月22日(月)、同社が運営する国内最大級の本のレビュー投稿サイト「読書メーター」にて、”本好き”が選ぶ年間人気書籍ランキング「読書メーター OF THE YEAR 2025-2026」の結果を発表しました。

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 本ランキングは、2001年より本とコミックの雑誌「ダ・ヴィンチ」の「BOOK OF THE YEAR」内特集として開始し、2018年からは「読書メーター」にて毎年開催しているユーザー参加型の企画です。今年は、2024年11月~2025年10月までに発売した本を対象に、約200万件の「レビュー」や「読んだ本登録数」からノミネート20作品を選出し、ユーザー投票で「総合ランキングTOP10」を決定しました。また、レビュー・登録数集計のみで選出された3つの「部門別ランキング」(シリーズ部門、ライトノベル部門、ノンフィクション・エッセイ部門)もあわせて発表しました。

 「総合ランキング」では、デビュー作『同志少女よ、敵を撃て』で本屋大賞を受賞した逢坂冬馬の最新作『ブレイクショットの軌跡』(早川書房)が1位を獲得しました。2位には第173回直木賞候補作『踊りつかれて』(著:塩田 武士、文藝春秋)、3位には印象的なタイトルがSNSで話題となり、発売から3日で重版が決定した『殺人事件に巻き込まれて走っている場合ではないメロス』(著:五条 紀夫、KADOKAWA)がランクイン。また、「部門別ランキング」の「シリーズ部門」では、2025年11月よりNetflixで世界独占配信され、日本のみならず海外からも人気を博している『イクサガミ』シリーズ(著:今村 翔吾、講談社)が1位に輝きました。

【結果発表】総合ランキングTOP10

1位『ブレイクショットの軌跡』
著:逢坂冬馬
出版社:早川書房
■作者受賞コメント
このたびは読書メーター OF THE YEAR 2025-2026に『ブレイクショットの軌跡』を選出いただき、誠にありがとうございます。
世に出た作品が読者の皆様にどのように受容されているかについて、小説家本人が知る機会は案外少なく、それゆえ時折いただけるお便りは、独り立ちした我が子からの手紙のように大切にしております。
今回の受賞は多くの方から頂いた暖かい声援であるとともに、そうした意味で、刊行と共に自らの手元を離れた『ブレイクショットの軌跡』から自身に届いた手紙と思ってありがたく拝受いたします。
一票を投じてくださった皆様、また自作をお読みくださいました全ての皆様に、この場を借りて心より御礼申し上げます。
■読書メーターレビューより
点と点が繋がる物語展開と社会問題をきっちり絡めてくるあたりはさすが。善良であり続ける者たちに希望の灯りをちゃんと準備してくれている点で、この作品をたくさんの人に薦めることができる。十分な読み応えと、それに相応しい満足感を与えてくれる物語。素晴らしい、の一言に尽きる。(kouさん)

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2位『踊りつかれて』
著:塩田 武士
出版社:文藝春秋
■読書メーターレビューより
行き過ぎた義憤を入り口に、著者による現代情報化社会への警鐘が色濃く表れていますが、本書のメインは、足を踏み外した人と彼らに手を差し伸べきれなかった人の想いが濃密に描かれた人間ドラマでした。重いテーマで骨太な物語に圧倒されつつも、没頭しながら一気読みでした。(さーくる・けーさん)

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3位『殺人事件に巻き込まれて走っている場合ではないメロス』
著:五条 紀夫
出版社:KADOKAWA
■読書メーターレビューより
勿論太宰治の『走れメロス』に沿った話なのだが、数々の登場人物の名前が面白過ぎて笑ってしまう。そして走る途中に遭遇する殺人事件に、正義の人・メロスは見過ごすことができず悉く関わってしまうが、いろんな人が様々な場面で嘘をついるので、明かされるたび「お前もか?」となる。なんかもうパロディを大真面目でやり通す潔さというか、昔の大映テレビよろしくの大立回り感が1周回って小気味良い。(れっつさん)

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4位『ひまわり』/新川 帆立(幻冬舎)
5位『珈琲怪談』/恩田 陸(幻冬舎)
6位『まず良識をみじん切りにします』/浅倉 秋成(光文社)
7位『熟柿』/佐藤 正午(KADOKAWA)
8位『夜更けより静かな場所』/岩井 圭也(幻冬舎)
9位『星の教室』/髙田 郁(角川春樹事務所)
10位『うそコンシェルジュ』/津村 記久子(新潮社)

【結果発表】部門別ランキング

部門別ランキングは、総合ランキングとは別に2024年11月~2025年10月までのレビュー数・読んだ本登録数のみで集計されます。「シリーズ部門」「エッセイ・ノンフィクション部門」「ライトノベル部門」の3部門のTOP3を発表します。

<シリーズ部門>
■対象:3作品以上のシリーズ作品
1位 『イクサガミ』シリーズ/今村 翔吾(講談社)
2位 『カエル男』シリーズ/中山 七里(宝島社)
3位 『コンビニ兄弟』シリーズ/町田 そのこ(新潮社)

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<エッセイ・ノンフィクション部門>
■対象:エッセイ・ノンフィクションとして発売された作品
1位 『僕には鳥の言葉がわかる』/鈴木 俊貴(小学館)
2位 『そんなときは書店にどうぞ』/瀬尾まいこ(水鈴社)
3位 『世界の一流は「休日」に何をしているのか 年収が上がる週末の過ごし方』/越川慎司(クロスメディア・パブリッシング(インプレス))

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<ライトノベル部門>
■対象:ライトノベルとして発売された作品
1位 『涼宮ハルヒの劇場』/谷川 流(KADOKAWA)
2位 『負けヒロインが多すぎる! (8)』/雨森 たきび(小学館)
3位 『薬屋のひとりごと 16』/日向夏(主婦の友社)

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「読書メーター OF THE YEAR 2025-2026」開催概要

■結果発表:2025年12月22日(月)12:00
■特設サイト: https://bookmeter.com/specials/bookmeter_of_the_year?track=pr

「読書メーター」とは:

株式会社ドワンゴが運営する、総レビュー投稿数3,400万件を誇る国内最大級の本のレビュー投稿サイトです。
読んだ本・読みたい本など、状況に分けて書籍を登録、読書量をグラフで記録管理できるアプリ・webサイト。読書習慣の維持、向上はもちろん買い忘れや二重買い防止などにも効果的。書評・レビューサイトとして、本の感想・レビューやユーザーとの交流を通じて、読書の幅を広げ、読書をより一層楽しくするサービスです。
2021年より開始した図書館との連携は、現時点で46自治体を超え、一部の図書館サイトにはレビュー提供も実施しています。
■公式HP: https://bookmeter.com/
■公式X: https://x.com/bookmeter


《報道関係者のお問い合わせ先》 
株式会社ドワンゴ 広報部:E-mail:dwango-pr@dwango.co.jp

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