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《Clients Voice》【ニコニコバスツアー】高知県観光振興部観光政策課様

双方向コミュニケーションだからこそできた「素顔の高知」の発信。リアルタイムのコメント、およびSNSやサイトとの連動で反響の可視化も実現

2022年度に「ニコニコバスツアー」を6回(うち2回は番外編)ご利用くださった高知県様に、サービス導入による効果とドワンゴへの評価についてお話いただきました。

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高知県観光キャンペーン「リョーマの休日キャンペーン」推進委員会(高知県観光振興部観光政策課内)
チーフ 飯田聖子さん(右)
プロモーションコーディネーター 澤原清之さん(左)

高知の魅力は、人懐っこく、ある意味おせっかいな県民性。それをリアルに伝えるには、ノーカットの生放送がいちばん

飯田氏 高知県では事業者支援とともに、2020年の7月から旅行費用を助成する「高知観光リカバリーキャンペーン」や「高知観光トク割キャンペーン」を実施してきました。その中で、探求してきたのが、アフターコロナを見据えた新しい情報発信のカタチです。
私たちが観光スポットやグルメ情報とともに発信したいのは、人懐っこく、ある意味おせっかいな高知の県民性。でも、それをうまく伝える術がないのが課題でした。

澤原氏 そこにフィットしたのが、「リモート観光 ニコニコバスツアー」のサービスです。私は以前から「ニコニコ生放送」などを視聴していましたから、ニコ生のリアルな空気感での長時間ノーカット放送であれば、気取りのない「素」の高知県の雰囲気が伝えられるはずだと確信しました。

飯田氏 ニコ生は若い層へのアプローチ力があり、情報拡散性もとても高い。その魅力がニコ生を知らない上役に対しても最強の説得材料になりました。
ちょうどその頃、四万十の広域の観光組織(幡多広域観光協議会)が、「ニコニコバスツアー」を利用されたので、その映像も観てもらったところ「これはおもしろい!」と改めて評価され、実施がスムーズに決まりました。

豊富なプロモーション実績と、「ニコ生」ならではの視点に「なるほど!」を連発。魅力の発掘、再発見にも寄与

澤原氏 まず、他の都道府県で実施された「ニコニコバスツアー」の状況を拝見しました。その上で何をどう伝えればいいかを考え、第一弾として「高知と言えば」でアンケートを行うと必ず上位に連想される「四万十川をはじめとする清流」に注目。
生まれ育った地域の川に愛着を感じる「高知県民の河川文化」を情報発信すべく、観光スポットや出演いただく事業者や関係者、ルートなどを組み立ててドワンゴさんに提案しました。

飯田氏 そこで意見いただいたのが、「これではバスに乗車している時間が短い」というご指摘でした。私たちは見処を詰め込みたいのですが、「視聴者の方はバスに乗る時間も楽しんでいる」と。バス旅の懐かしさの共有も「ニコニコバスツアー」の特徴なんですよね。
実際、あれこれと欲張り過ぎると、視聴者に県民性をじっくりアピールすることなどできなかったと思います。

澤原氏 テレビなら編集でカットするところも生放送でリアルに流す。そのために、構成段階で効率性を重視するのではなく、画面を通してどう現地の空気感を視聴者に伝えるべきか。そのあたりのノウハウ、さじ加減はすごいなと思います。

飯田氏 思い出せないほど、ご提案をたくさんいただきました。それも、喋っているうちに「こういう方法はどうですか?」「こうしたらもっとおもしろく伝わると思います」、「それなら、こんな場所がある」「こんな人もいる」と、みんなでアイデアを出し合う形で、自然に私たちからネタを引き出し、膨らませてくださった。30分の打ち合わせの予定があっという間に2時間、なんてこともありましたね。

悪天もアクシデントもリアルな「旅」だからこそユーザー目線のリアルタイム配信で臨場感を訴求

澤原氏 清流がテーマなのに、仁淀川編も安田川編も残念ながらの雨模様でした。しかし、「雨なのにこんなにきれいなの?」「晴れている時に行きます!」といったコメントなどで、なんだかんだと盛り上がった。それがニコニコのすごさですね。

飯田氏 実際の旅でも天候は運任せですから、雨なら雨だからこその景色をお届けすればいいんですよね。もちろん、晴れた日の画像や映像を差し込むことも可能ですし。

澤原氏 実は、私たちにとって初めての放送の冒頭、電波がつながらないというアクシデントが発生したんです。でも、視聴者の方はそういうことも含んで楽しんでいることがコメントからも伝わりました。今では、アクシデントはリアルだからこその醍醐味と私たち自身も楽しんでいる感があります。

飯田氏 そんな際の切り替えの素晴らしさも、さすがドワンゴさんだなと思いますね。
またドワンゴさんの出演者は、飲食店や道の駅などで、実際に商品を購入したり、食べたりして、実体験を放送で伝えてくださいます。
その際に事業者や関係者ともしっかり会話をしてくださる。それに対して、リアルタイムでコメントがバンバン返ってきて、質問にその場でお答えすることもできる。こんなオンタイムな双方向コミュニケーションが可能な媒体は、ほかにないですよね。
行く先々で、「こういうふうに映っています」「今、4万人見ているんですよ」「こんなコメントがきました」「ギフトをいただきました」と、リアルな反応を現場で見ていただきながら進行できたので、協力者のみなさんがものすごく喜んでくださいました。

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コメントで「アニキ」と呼ばれ、一躍スターとなった名物運転手さん。トレードマークはリーゼント

画面上のリンクで放送中の商品を購入することも可能。アクセス集中でサーバーがダウンといううれしい悲鳴も

澤原氏 放送画面にWebサイトのリンクを掲出できるシステムもすごくいいですね。放送をみながら、事業者のホームページにアクセスでき、通信販売を行っている業者の場合は直接商品の購入もできます。
中には、アクセスの集中によりサーバーがダウンしたり繋がりにくい状況になる事業者もいたほどの反響でした。テレビで放送したとしても視聴と購買の因果関係の明確化はできませんが、それが「ニコニコバスツアー」ならリアルに見える。最高の仕組みです。

飯田氏 生放送があったことを後からSNSなどで知って録画で見てくださった方も多く、その場合もたくさんの方がアクションを起こしてくださいました。ですから、費用対効果をしっかり感じています。すごいのは、ドワンゴさんが「視聴者数はこれぐらい行きます」とおっしゃると本当に行くんですよ。

澤原氏 また、視聴した方が、我々の公式SNSに「実際に行ってきました」と写真をあげてくれたり、「今度行ってみます」とコメントも書いてくださる流れも発生し、放送をきっかけに、SNSへのアクセスも増えました。

飯田氏 高知県とドワンゴさんとも「ニコニコバスツアー」をきっかけにご縁が深まり、「ニコニコ超会議2023」(2023年4月開催)には、私たちも出展いたします。このように、発信の場が多面化するのもメリットですね。

知事も成果に大満足。「ニコニコバスツアー」はいまや、高知県の情報発信の主力です

澤原氏 我々のミッションは、たくさんの方に高知県に興味を持っていただき、関係人口を増やすことです。それには人間関係の構築が大事ですから、「いいところ」だけを切り取るのではなく、ともすればデメリットになる部分も含めて、「素」がより伝えられるコンテンツを大事にしたいと考えています。
「ニコニコバスツアー」がありがたいのは、そうした発信に対して視聴者が反応してくださること。コメントから得た新たな発見を、例えば次の雑誌の取材で生かすなどして、どんどん広げていこうと思っています。

飯田氏 知事も「ニコニコバスツアー」に注目しており、放送やその成果の報告をすごく楽しみにされています。若い層への訴求と、高知県人の独特の雰囲気や熱さをじっくり伝えること、この2つを叶えられる「ニコニコバスツアー」は、我々の情報発信の主力と言っても過言ではありません。
来年度は、高知出身の植物学者の牧野富太郎博士が連続テレビ小説に取り上げられるということで、我々も「高知観光博覧会〜牧野博士の新休日」と銘打ったキャンペーンを展開します。日本植物学の父を育んだ高知の自然や草花などをテーマにPRすべく鋭意準備中です。「ニコニコバスツアー」の視聴者にはぜひ、ドワンゴ出演者の2人がお花畑から飛び出すシーンをお楽しみいただきたいです!(笑)

ニコニコバスツアー(全国)
ニコニコバスツアー(高知)


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