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《Clients Voice》【ニコニコ生放送】株式会社三和交通様

ニコ生ならではの雰囲気が「三和交通の人気企画」と絶妙にマッチ。生放送だからこそできる視聴者とのコミュニケーションで企画への応募件数が向上

2015年からスタートした、ニコニコ生放送×三和交通様のコラボ企画「三和交通タクシーで逝く心霊スポットツアー」。長年に渡ってドワンゴのサービスをご利用いただいている三和交通様に、この企画の経緯とその効果、今後のニコ生の活用アイデアなどをお聞きしました。

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株式会社三和交通 統轄本部 広報 小関正和さん
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株式会社三和交通 統轄本部 広報 小澤千秋さん

    

タクシー会社ならではの課題を解決するために三和交通の代表自ら考案した「心霊スポット巡礼ツアー」。すべてはユニークな発想から動き始めた

小澤氏 三和交通は横浜に本社を置くタクシー会社です。東京23区、多摩地区、埼玉県南部の地域をカバーする8つの営業所があり、乗務社員を含めると約1500名の社員を有しています。

小関氏 「心霊スポット巡礼ツアー」は代表の𠮷川が発案したもので2015年から開始し、今年で9周年を迎える三和交通の夏の一大イベントです。日本では「心霊」と聞くと怖い・不気味といったイメージがありますが、𠮷川がかつての海外生活で死者を身近な存在として捉える文化に触れ、これをタクシー会社でツアーとして提供すると面白いのではないかと考えたことが発案の背景です。

小澤氏 差別化が難しいタクシー業界の中で選ばれる存在になるためには、まずは「三和交通」の名前を知っていただく必要があります。そこで他社では取り組んでいないようなユニークなサービスを数多く打ち出してきました。

ニコ生とのコラボは相性抜群!「心霊スポット巡礼ツアー」は、今では抽選倍率62倍にまで拡大

小関氏 ニコ生とのコラボ企画は、ドワンゴさんからのご提案がきっかけでした。その提案内容は「心霊スポット巡礼ツアー」のプロモーションとしてニコ生を活用してはどうかというもので、当時の担当者が「ニコ生となら、おもしろい企画ができそう!」とすぐに実施が決まり、2015年に「三和交通タクシーで逝く心霊スポットツアー」の初回生放送を開始しました。

小澤氏 開始にあたり苦労したことは、生放送に協力してくれる乗務社員を見つけることです。初回は横浜営業所で実施。当時所属していた1500名ほどの乗務社員の中から「喋るのが好き」で、「顔出しをしても良い」という方を探したのですが、1名しか立候補していただけませんでした。

小関氏 最初は多くの乗務社員や営業所からの理解を得るのに苦労したという印象が残っています。しかし、乗車してくださったお客さまが乗務社員に「ニコ生、見ました!」と声を掛けてくださることが徐々に増えたことが後押ししたのか、いつしか周囲の協力を得られるようになっていきました。

小関氏 1年目の放送から三和交通の独自性を広くPRすることができ、それと同時にツアーの人気も高まったように思います。ニコ生ならではの雰囲気が、「心霊スポット巡礼ツアー」という企画にマッチしたのでしょうね。

小澤氏 動画で気軽に「心霊スポット巡礼ツアー」の雰囲気を体験することができるだけではなく、コメントやギフトなどの機能を通じて生放送の現場とコミュニケーションをとることができるのはニコ生ならではだと思います。

小関氏 「心霊スポット巡礼ツアー」も初年度の応募数は124件でしたが、ニコ生でのコラボ企画を実施した2年目の応募数は816件まで増えました。やはりニコ生の影響力はすごいと感じました。また、現在の抽選倍率は62倍と大人気の企画に成長しています。

コミュニケーションはオンラインにとどまらずリアルにも波及。視聴者のファン化が加速し、社員のモチベーションもアップ

小澤氏 コラボ企画のコメントを見ていると、心霊スポットにまつわる内容はもちろん、乗務社員と担当ディレクターさんのやりとりを楽しみに視聴してくださっている方もたくさんいます。

小関氏 そうですね。生放送なので起こってしまったことは修正できないため緊張感はありますが、その分、ニコ生ディレクターさんの炎上しないギリギリを攻める力量にはとても助けられています。
それと、ニコニコの視聴者の皆さんって本当にやさしい方が多いんです。視聴者さんがふらっと現場に現れて、「今、放送見てます」と差し入れをしてくださることもあって、これにはとても驚かされました。現場でなく、わざわざ営業所まで足を運んでくださって栄養ドリンクを差し入れてくださった方もいらっしゃいました。そういうコミュニケーションが生まれるのは、ニコ生ならではではないでしょうか。

小澤氏 郵送で差し入れをくださる方もいらっしゃいます。タクシー会社は営業所のある地域での認知が一般的だと思いますが、ニコ生を起点として全国でファンが増えたと思います。もともと、幅広く興味を持っていただけるような取り組みや発信には積極的に取り組んできましたが、ニコ生を経由してSNSから応援してくださる方も増えました。

小関氏 「心霊スポット巡礼ツアー」はもちろん、企業自体のファンを加速度的に増やすことのできた好事例だと思います。

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ディレクターが心霊スポットからタクシーへ帰ってくるときもたくさんの視聴者がねぎらいの言葉を送ってくれます

業界全体の課題である社員の高齢化の解決にも寄与。乗務社員の平均年齢を約10歳も引き下げることに成功

小関氏 実はもうひとつ、うれしい効果もありました。「心霊スポット巡礼ツアー」の開始以来、乗務社員の平均年齢を約10歳引き下げることに成功しました。

小澤氏 私たちが「心霊スポット巡礼ツアー」を開始した頃の最大の課題が、社員の高齢化でした。当時、タクシーの乗務社員の平均年齢は60歳手前ほどで、10年もたてば70歳に到達します。タクシー会社はタクシーを稼働して利益を生むのが基本ですから、稼働できる乗務社員が減ってしまうと、たちまち経営が立ち行かなくなってしまいます。そのような状況にならないために、新卒採用を強化するための取り組みを始めた頃でした。

小関氏 コラボ企画を「心霊スポット巡礼ツアー」のプロモーションとして活用しながらも、新卒採用に役立てたいとドワンゴさんと相談したところ、乗務社員の日頃の仕事やその詳細がしっかりと伝わるようなアイデアをたくさんご提案いただきました。例えば、タクシードライバーという仕事の魅力や、1出番働いたら翌日は休日といった勤務形態。仕事の裏側を余すことなく伝えられるよう、生放送中に担当ディレクターさんが乗務社員からリアルな声をたくさん引き出してくださいました。

小澤氏 「心霊スポット巡礼ツアー」やニコ生とのコラボ企画の実施、それらに連携したSNSでの取り組みが功を奏して、新卒の採用が増えました。中には「ニコ生とのコラボ企画を見て応募しました」という根っからのファンもいましたね。その方は内定が出た瞬間に即入社の返答をくださり、今では管理職として活躍しています。

ニコ生を活用したプロモーション活動で得た経験を生かしながら、次なるニコ生コラボのアイデアを積極的に考えていく

小関氏 一連のプロモーションを通じて、多くの方のファン化や採用の強化など、プラスの効果を数多く得ることができました。その証拠にコラボ企画は今年で9年目です。

小澤氏 今後、ニコ生でやってみたいことは会社説明会です。コロナ禍に入ってからはオンラインでの配信が当たり前となりましたが、ニコ生で放送すれば、また異なるターゲット層にリーチできるのではないかと考えています。

小関氏 2023年も「三和交通タクシーで逝く心霊スポットツアー」の生放送を配信します。毎年のようにニコ生コラボ企画ならではのドキドキ・ひやひやを体感できる生放送をご覧いただけますので、ぜひともご期待ください!

三和交通タクシーで逝く心霊スポットツアー


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