株式会社ドワンゴ

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屋内外どこでもバーチャルキャラクター出演生放送が可能にAR撮影システムをドワンゴが独自開発、特許出願中

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株式会社ドワンゴ(本社:東京都中央区 代表取締役社長:荒木 隆司、以下ドワンゴ)は、バーチャルキャラクターをAR合成し、屋外など場所を問わずに出演することができる生放送を可能にした AR撮影システムを開発したことをお知らせします。第1弾放送として、世界最大規模のゲーム展示イベント「E3(Electronic Entertainment Expo)2018」において、「電脳少女シロ」による現地レポート生放送を実施しました。

米・ロサンゼルスで開催の E3 会場から「電脳少女シロ」による現地レポート生放送に初成功

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生放送で現地の人と話すシロ
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現地撮影の様子

ドワンゴはこれまで、AR演出を駆使し、バーチャルキャラクターを現実空間に出現・出演させる技術の開発に継続的に取り組んできました。 “ネットとリアルの融合”をコンセプトにした次世代ライブハウス「ニコファーレ」などにおいて、バーチャルキャラクターを生放送に出演させるリアルタイムAR演出のライブステージから始まり、2012年以降毎年取り組んでいる、音楽イベント「ニコニコ超パーティー」でのMMDライブにおけるAR演出などを実施しています。それらの経験や知見を活用し、このたび本システムを開発しました。
昨今バーチャルキャラクターが様々な動画や生放送で活躍を見せる中、その出演形式はバーチャル空間内に限定されたもので、現実空間上で実現することはできませんでした。しかし本システムを駆使することで、生身の人間と同様に、バーチャルキャラクターが実際にその場に存在しているかのような映像をリアルタイムに生成、合成し生放送することが可能です。さらに大きな特長として、すべてバッテリー・ワイヤレス通信で動作し、屋外も含め自由に移動しながら撮影することができるため、バーチャルキャラクターが放送の対象先である“現地”の人にその場でインタビューをしているかのような「現地レポート」や、「旅番組」のような、従来では実現が難しかった演出形式が可能となります。

【AR撮影システム 特徴】

●カメラ・合成システム含め、オペレータ1名でコントロール可能。現地ディレクターと
アシスタントを含めた数名のクルーで運用・配信可能
●携帯電話ネットワークを使用した通信システム且つバッテリーで動作するため、
移動しながらどこでも撮影することが可能
●弊社のモーションキャプチャスタジオから、現地の映像を見ながら動くことで、
ARキャラクターの動きがリアルタイムに反映可能
●現地に設置するバーチャルキャラクターの「アバター」は、キャラクターの姿を
見せるモニター、声を伝えるスピーカー、「アバター」からどう景色が見えているかを
伝えるカメラのほか、現地の照明環境を計測するセンサが取り付けてあり、現地の環境に
合わせて自然なキャラクター映像のリアルタイムAR合成が可能。キャラクター(「アバター」)が
現地の人と対面し合い、人間同士のように自然に対話することが可能

【ニコニコ生放送 実施概要】

番組名:【E3 2018】電脳少女シロ~E3に行く!?~
放送日時:2018年6月15日(金)6:00 ~ 6月15日(金)7:00
視聴URL:http://live.nicovideo.jp/watch/lv313644828
※7月15日(日)23:59 までタイムシフト視聴が可能です。
概要:米国で開催された世界最大級のゲーム展示会「E3」会場内で、
「電脳少女シロ」が来場者インタビュー等イベントレポートを行う内容。
リアルタイムでAR演出を行い、ニコニコ生放送上では
来場者と「シロ」が自然に会話をしている画を作り出した。

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