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~囲碁AI大会「中信証券杯 第1回 世界電脳囲碁オープン戦」~優勝ソフトの「DeepZenGo」がプロ棋士孔杰九段と台湾「CGI」に勝利
2017.08.18
株式会社ドワンゴ
株式会社ドワンゴ(本社:東京都中央区、代表取締役社長:荒木隆司)は、日本発の囲碁AI開発プロジェクト「DeepZenGoプロジェクト」が手掛けるコンピュータ囲碁ソフト「DeepZenGo」が、8月18日(金)に中国で開催された囲碁AI大会「中信証券杯 第1回 世界電脳囲碁オープン戦」の代表棋士対局で、台湾「CGI」とタッグを組んだプロ棋士孔杰九段に勝利したことをお知らせします。
大会優勝ソフト「DeepZenGo」、準優勝した台湾の「CGI」とタッグを組んだ孔杰九段を破る
「中信証券杯 第1回 世界電脳囲碁オープン戦」では、国際囲碁連盟加盟のメンバー協会が推薦するシードチーム、および世界各国の囲碁AIが集結し、「DeepZenGo」が決勝戦を勝ち抜きました。18日(金)行われた同大会の代表棋士対局では、大会の優勝ソフトである「DeepZenGo」が準優勝ソフトである台湾の囲碁AI「CGI」とタッグを組んだプロ棋士の孔杰九段に挑戦。その結果、「DeepZenGo」は187手まで黒番中押し勝ちしました。
「DeepZenGo」の開発メンバーである加藤英樹氏は、本大会について次のようにコメントしています。「幸いにして決勝戦も全部勝ち優勝し、本日行われた孔杰九段との対局に勝つことができました。本当に皆さんの応援のおかげです。」
【孔杰九段 with CGI vs DeepZenGo】
■日 時: 2017年8月18日(金) 10:00~15:00
- ■対戦結果
:孔杰九段 with CGI vs DeepZenGo
⇒187手までDeepZenGoの黒番中押し勝ち
<ニコニコ生放送>http://live.nicovideo.jp/watch/lv304440509
■中信証券杯 第1回 世界電脳囲碁オープン戦 公式サイト:
http://waigo2017.chinaweiqi.net/
【DeepZenGoプロジェクトについて】
人工知能技術の向上と囲碁界の発展に貢献することを目的に、世界トップレベルの囲碁AIの開発を目指したプロジェクト。囲碁ソフト『Zen』の開発者・尾島陽児氏と加藤英樹氏を中心に、東京大学松尾研究室および公益社団法人日本棋院の協力と、ドワンゴによる開発環境の提供により、2016年3月に発足し開発を行っています。