サービス開発-草野 一彦

アルゴリズム 草野 一彦 Kusano Kazuhiko

2013年新卒

東北大学大学院情報科学研究科(博士課程) 修了

研究テーマ:形式言語理論

私が所属していた篠原研究室は、文字列処理からゲーム情報学、機械学習など、幅広い分野を研究しているところでした。 私はその中でも、「形式言語理論」の研究をしていて、「ランダムに文字列を生成したとき、文字列の中に現れる繰り返し構造の個数の期待値は?」というようなことを研究していました。 情報系の中でも比較的数学に近い分野です。様々な分野の研究を行う研究室だからこそ、コンピュータ将棋AIに興味を持ち作成してみたり、CTFの勉強をしてみたり、 自分の経験の幅を広げることできた気がします。CTFについては、今も競技者向けのサイトを運営しています。

その他、大学時代に力を入れていたこととして、競技プログラミングがあります。ACM-ICPCやTopCoder、Google Code Jamなどのコンテストに参加していました。

志望理由。表の理由と裏の理由

当時、ドワンゴを志望した理由を、表の理由(エントリーシートに書いた)と、裏の理由についてお話します。みなさんの参考になればと思います。

表の理由
プログラミングが好きなので、仕事にしたいと思っていました。また、どうせプログラムを書くなら自分の書いたプログラムを一人でも多くの人に使ってほしいと考えていました。 運営するニコニコ動画はユーザ数がとても多く、その希望が叶うと思い、入社を決めました。

裏の理由
スーツを着て朝からきっちりと働くのではなく、ドワンゴに自由な雰囲気を感じたから。 自分が面白いと思った機能や、必要だと思うことを、楽しみながら仕事にできそうだったので。

インタビュー風景その1

将来、ニコ動やニコ生の裏で動くエンコーダーの開発

2015年頃から「ドワンゴは、ハードウェアエンジニアを募集している」というニュースを見た方もいるかもしれませんが、現在社内にはハードウェアの専門家が複数名働いています。 目指すところは、これまでソフトウェアで行っていた、動画配信時のエンコード(画質に差が出る、圧縮のアルゴリズム)を、ハードウェアに組み込むことです。 niconicoの配信システムは、全て自社開発しており、動画をエンコードするコアの部分となるアルゴリズムから自分達で作っています。 独自開発をする理由は多々ありますが、大きいところでは、高画質化、データセンターのコスト削減などが挙げられます。 ハードウェアの開発には、費用も時間もかかりますが、少しでも早期にリリースできるよう、試作用アルゴリズムをソフトウェアで実装する仕事をしています。 心掛けていることは、バグを作り込まないこと。もちろん完全にバグを無くすことは不可能ですが、自分の書いたプログラムがどういう状況でも正しく動作するよう、 数学の証明を書くような気持ちでプログラムを書いています。

隣のチームでは、FPGA上で動く動画エンコーダーの実装が始まっていて、ニコニコ動画やニコニコ生放送の裏で動く日もそう遠くはないのかもしれません。 私も、通常のCPUで動くプログラムだけではなく、FPGAやGPUなどで動かすプログラムにも挑戦してみたいです。

インタビュー風景その2

同期には、楽しく優秀な人が多い

エンコードの開発以外の仕事では、2Dアニメーション制作ソフトウェア『OpenToonz』の開発にも携わりました。
https://opentoonz.github.io/

『OpenToonz』は、オープンソースで公開され、映像表現に関する学術研究とアニメ制作の現場をつなぐ、あたらしいプラットフォームを目指しています。 その他、NTTとの共同開発をするスマホアプリの開発に携わるなど、1つの会社にいながら、平行して様々なプロジェクトに参加できるのもドワンゴのいいところかもしれません。 また、一緒に入社した同期には楽しく優秀な人が多く、新卒でドワンゴに入社して良かったと思っています。 個性があり、色々な軸でとがった人と、働けることがいい刺激になっています。そんな環境に興味がある人は、ドワンゴは合っていると思います。

インタビュー風景その3