デザイナー-喜多 峻

デザイナー 喜多 峻 Kita Takashi

2016年新卒

理学部 理学科 数学専攻

私がニコニコ動画に最初に出会ったのはバージョン(仮)のときで、まだ中学生でした。その後、高校生で体験したリアルイベント「ニコニコ大会議」で感じた、「素人の斜め上の全力が生み出す楽しさ」に強く惹かれ、その頃にはすでにドワンゴに入社しようと思っていました。
大学は、当時関心の高かった数学科に入学したものの、学内の大規模なイベント運営の立ち上げメンバーの組織にも入り、パソコンが得意というだけの理由でしたが、冊子やチラシ・ポスターからロゴ・衣装・のぼり・ステージ設計など、そのイベントに関わるほとんどすべてをデザインし、このときにデザインについてかなり勉強しました。制作会社に誘われ、いくつかの会社で学生の傍らデザイナー活動もしていました。

当時ドワンゴは主にエンジニアの採用を行っていたため、それに向けて情報系への大学院進学の予定を立てていましたが、3年生の11月にドワンゴのデザイナー募集のページ見つけ、入れるかもしれない、入ったらこっちのもの!と思い、ポートフォリオを全力で作り飛び込んでみました。
その勢いで就活を一度体験しておこうと他の企業も応募し内定を頂いていたのですが、就職先を真剣に検討する中で、内定を承諾する1社を選ぶのはとても迷いましたが、変わることのない「ドワンゴのサービスが好きだ」という気持ちのほか、環境や成長の機会も鑑みて、ドワンゴへの入社を決意しました。

チャレンジングな環境で自分を成長させる

入社後は、ニコニコ生放送の開発チームに配属になり、サービスの保守運用や生放送視聴ページのReact Component化対応、視聴ページ以外の改善対応なども行いました。どれも歴史のあるサービスなので、1機能とってもその動きがユーザーに与える影響が大きく、それらの調査や考察、検証には長い時間をかけました。React Component化は、新しい技術や考え方を取り入れた新たな試みだったのですが、従来のテンプレーティングとは異なる組み上げ方にうまく対応するべく、フロントエンドのエンジニアの方と密に連携を取りながらデザイナーも設計に関わるなど、とてもチャレンジングで学ぶことの多い業務でした。その後はnicocasを作るチームに所属しています。
新しいパラダイムを作れる可能性のある挑戦的な環境で、技術的にもプラットフォームとしても新しい取り組みを試行錯誤しています。今までいたニコニコ生放送での堅牢な開発手法とはまた異なる、非常に展開の早く柔軟にレベルの高い要求に対応する開発をしています。骨が折れる場面は多々ありますが、自分の手で良いものを作り上げている感覚が何よりの喜びです。

インタビュー風景その1

メンバー、会社、自分にとってプラスになることを意識する

仕事をする上で心がけていることは3つあります。
まず、みんなでスムーズに仕事を進めることが出来るようにする体制作りや振る舞いです。会社に入って個人で開発することはまずありません。認識を一致するのは2人でも難しいことですが、齟齬を見抜いたり、一致させる仕組みを作ることが大切です。他の人が自分と違う意見になることも多いですが、そのときの振る舞い一つでスムーズに仕事が出来るかが決まると感じています。
次に、効率が良くなるように考えて仕事をすることです。会社には無限に仕事があります。しかし、そのパターンは有限だったりします。一つ楽に出来るようにするだけで、無限の仕事は大幅に減ることがあります。やる前にちょっと立ち止まり、効率化できないか、やらなくても良いことかということを考えています。結果愚直にやった方が早いこともありますが、効率化した方が精神的にも楽です。クリエイティブな時間を効率化で確保することも重要です。
最後に、自分の考えを記述・発信することです。考えがあるのに発言や発信をしないことは、考えていないことと同義ではありませんが、同一視されます。僕の場合は、最初からまとめず、引っかかったトピックだけ書き残すようにしています。

インタビュー風景その2

ニコニコのUIに責任を持つ

直近では、UI設計の意図を落とさずにスタイル記述を表現していくことが目標です。今は主にCSSを書いていますが、機械語というと言い過ぎですが、CSSの進化の方向に比べると、自分はまだ「動くように書いている」ことが先行しているので、意図をきちんと表現し、保守性も上げることが課題です。加えて、UI設計にもっと責任を持ちたいと考えています。UIの効果で自分の評価が決まってもいいと言えるぐらいに、きちんとUIに責任を持てる・任せてもらえるように取り組んでいきたいと思います。
最後に、みんなでニコニコを好きになれるような場所にしていきたいです。僕が好きだからというのもありますが、「サービスを」好きになるという状況は世界を見てもほとんどないと思います。使いやすいだけでなく「使ってて楽しい」サービスを作っていければと思います。

インタビュー風景その3