株式会社ドワンゴ

企画

今野 寿昭

KONNO KAZUAKI

企画・ディレクター[2015年中途入社]

大学卒業後、大手自動車メーカーでエンジン開発エンジニアとして就業。その後、大手外資系戦略コンサルティング企業やベンチャー企業を経て、2015年にドワンゴの新規事業である教育事業の立上げメンバーとして入社。現在は、大学受験に対応した教育サービス『N予備校』の新機能検討やコンテンツ制作等、企画運営全般に携わっている。

教育事業の新規サービス立上げ

入社後は、『N予備校』という教育Webサービスの企画に立上げ当初から携わっています。これは、双方向の生授業とスマホに最適化された教材で構成され、PCやスマホアプリだけで学習が完結することを目指したサービスです。「双方向性のある生放送授業」、「スマホに最適化された教材」、「なかまと教え合うQ&A機能」という特徴的な機能をもったこの新サービスは、開発チームの尽力もあり、約半年で開発することができました。この半年間で、当サービスに欠かせない『N予備校』の講師陣を集めるのも大変な仕事でした。授業に定評のある講師の方々は多いのですが、教材執筆もできる講師の方は、深い教科知識が求められることもあり実はそう多くはいません。そこで、学習参考書を執筆している講師へアプローチするため、KADOKAWAビジネス・生活文化局 
(旧中経出版)で学習参考書を担当する編集者に、講師の紹介をご協力いただきました。その後、講師の方1人1人に企画を説明してまわったところ賛同を多く頂戴し、当サービスに参画いただくことができました。私にとって、ドワンゴで働くことも、教育事業の立上げも初めてだったので、国内外問わずベンチマークとなる他社サービスを入念にリサーチすること、また、CTO・川上が持つeラーニングについてのビジョンを具現化するため、川上も含めた会議や企画・開発・デザイナーとの会議を頻度高く実施することをサービス開発では心がけてきました。

ネットのみで完結する教育サービスに向けて

サービスリリース後も、引き続き『N予備校』の企画運営に携わっています。新機能の企画検討、要件定義に加えて、コンテンツ制作面でも、新規講座の企画、外部パートナーの発掘・提携、日々のサービス運用などにも関わっております。

僕がサービスを企画する上で心がけていることは、「ユーザーファースト」を忘れないことです。当プロジェクトでは、「最高のeラーニングシステムを構築し、そこに質の高い教育コンテンツを展開して、実績(受講者の進学や就職)を出す」ということミッションの1つに掲げています。どんなに良いコンテンツを集めても、ユーザー目線での設計ができていなければサービスとしては良いものとは言えません。このミッションを達成するために何ができるか、チームメンバー30名以上で自由闊達な議論を交わすことを大切にしています。

現在のサービスはシステム、コンテンツとしては良いものがリリースできていると思っておりますが、それをどう継続して使ってもらうかが課題だと考えております。つまり、モチベーションアップや継続のための強制力など、コーチングの部分を如何にしてサービスに取り込んでいくかが難しいチャレンジとなっています。これをクリアできれば、事業部の将来目標である「ネットのみで完結する教育サービス」に一歩近づくことができるのではないかと思います。

教育サービスの未来予想

教育系のサービスは、1強が存在しづらい世界だと思っています。裏を返せば、教育は、生徒の方々個々のニーズが様々で、一社でそれらを全て満たすコンテンツなどを作ることは不可能なのではないかと感じています。ですので、まずは選択肢の一つとしてネットで学ぶ方法があるということを、複数のプレイヤーと共存共栄しながら一緒に伝え、「ネット×教育」の分野を一緒に開拓していければと考えています。

また、僕の個人的な考えになりますが、教育は大きくティーチングとコーチングに分類できると思っています。このティーチングの部分を効率化・自動化しているのが今の流れと捉えています。映像授業は、講師による授業のレベルやスキルのばらつきを均質化、向上させました。また、いま話題の人工知能によるアダプティブ・ラーニング(注:各自の学習進度に合わせて次の学習内容を指示すること)も、従来であれば、教科知識豊富な人が個々の学力をみながら次にやるべき教材を勧めていたわけですが、これを機械にやらせることで質の均一化と指導コストの削減を実現させました。

このようにティーチングの効率化・自動化が進むと、たとえ教科知識がない人でも、生徒の指導ができるようになっていきます。つまり、「やる気」といった精神的な指導に専念できるようになるわけです。今はこのコーチングの部分を人が担っているわけですが、ここを自動化できるかが次の勝負なのかなと感じています。

担当サービス・プロジェクト例

N予備校

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