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「ニコニコドキュメンタリー」を配信開始~日韓問題を描いたオリジナルドキュメンタリー作品をはじめ、世界の衝撃作品をニコニコ生放送で配信~

株式会社ドワンゴ/株式会社ニワンゴ

株式会社ドワンゴ(本社:東京都中央区、代表取締役社長:荒木隆司)及び株式会社ニワンゴ(本社:東京都中央区、代表取締役:杉本誠司)は、両社が運営する日本最大級の動画サービス「niconico」の新たな取り組みとして、ドキュメンタリーを中心とした世界中の映像作品を配信する「ニコニコドキュメンタリー」を開始します。

テーマは「本当のことを知りたい」 ニコニコの新しいドキュメンタリー番組企画がスタート

「ニコニコドキュメンタリー」では、国内外・新旧問わず、ネットメディアだからこそ配信できる選りすぐりの衝撃作や話題作を揃え、ユーザー(視聴者)の「本当のことを知りたい」という思いに応えていきます。

第一弾として、国際的な第三者の視点から「日韓問題」を描いたオリジナルドキュメンタリー作品『タイズ・ザット・バインド ~ジャパン・アンド・コリア~』を配信。同作品では、従軍慰安婦、領土問題、ヘイトスピーチなど、さまざまな論点について取材をしています。作品の上映後には、解説番組や討論番組などの生放送や特設サイトを通じて、ユーザー同士が活発に議論できる場を併せて提供していきます。

また、日本の地上波ではいまだ放送されたことのない世界の衝撃作品も配信。中国人監督が1997年から10年に渡って靖国神社を取材したドキュメンタリー『靖国 YASUKUNI』 (日本/中国 2008年)、イタリアの若手監督2人が、世界中の米軍基地で巻き起こっている問題に迫ったドキュメンタリー映画『誰も知らない基地のこと』 (イタリア 2010年)、韓国国営放送(KBS)が100億ウォンを投じたドラマ『カクシタル』(韓国 2012年)、南京事件が描かれた衝撃の中国映画『南京!南京!』(中国 2009年)など、ネットだからこそ放送できる衝撃の作品をお届けします。

さらに、テーマや内容によって日本で公開される機会が少ない世界の問題作品の配給・配信を、ニコニコがサポートしていきます。その第一弾として、オリンパス損失隠蔽事件を描いた長編ドキュメンタリー『サムライと愚か者 ~オリンパス事件の全貌~』(ドイツ/フランス/イギリス/日本/デンマーク/スウェーデン 2015年)を日本初配信します(今冬劇場公開予定)。

■ドキュメンタリー『タイズ・ザット・バインド ~ジャパン・アンド・コリア~』(全2話)
ドワンゴの発案で、BBCワールドワイドから推薦を受けたイギリスの制作会社Blakeway Productionsが制作した全2話のドキュメンタリー作品。数多くの受賞ドキュメンタリーを手がけてきたBlakeway Productionsによる、国際的な第三者の視点から「日韓問題」が描かれています。本作品をそれぞれ上映した翌日には、「日韓問題」が海外からどのように受け取られているのか、有識者らを招いて、作品をベースにした討論番組を実施します。また、作品で取り扱われている個別の注目テーマについて更に理解を深めるため、解説番組も放送します。

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【クレジット】
著作:ドワンゴ / 制作:Blakeway Productions /
配給:BBCワールドワイド*

【配信日】
7月30日(木)22時~ エピソード1 放送
8月  7日(金)22時~ エピソード2 放送

【関連番組】

7月31日(金)22時~討論「世界から見た日韓問題」
―タイズ・ザット・バインド エピソード1―
8月  1日(土)22時~解説「領土問題」を考えよう
8月  2日(日)22時~解説「従軍慰安婦問題」を考えよう
8月  3日(月)22時~解説「ヘイトスピーチ問題」を考えよう
8月  8日(土)22時~討論「世界から見た日韓問題」
―タイズ・ザット・バインド エピソード2―

■ニコニコドキュメンタリー 特設サイト
http://documentary.nicovideo.jp/

■ネットでしか放送できない!? 世界の衝撃作品
日本で劇場公開され物議を醸した問題作や、あまりにもタブーな内容故に、日本での公開が実現しなかった作品群を、ドキュメンタリー、フィクション、テレビというジャンルを問わずにセレクト。ニコニコ生放送で討論番組等と併せてお届けします。

『ユリョン』(韓国 1999年)
…原子力潜水艦を舞台にした韓国映画。本作では、記録上死亡したことにされた韓国海軍軍人たちが、ロシアから密かに入手した原子力潜水艦“幽霊”(ユリョン)に搭乗し、政府から極秘任務<作戦名:ユリョン>を与えられ日本海に向けて出航する。任務が太平洋上での自爆であることを知った副艦長は艦長を殺害。自爆を拒否し核ミサイルでの日本攻撃を企む副艦長と、彼を阻止しようとする乗組員たちの葛藤が描かれた作品。韓国のアカデミー賞「大鐘賞」で6部門を受賞。

『フード・インク』 (アメリカ 2008年)
…食品の安全や業界の裏側に鋭く切り込んだフードドキュメンタリー。大規模に飼育・加工される米国食肉産業の実態や、遺伝子組換え食品が及ぼす影響などを取材した作品。数社のみが膨大な利益を得る業界のおかしな構造と、苦しい下請け農家や昨今日本でも表示が義務付けられた遺伝子組み換え食品の問題などを明らかにした。第32回エミー賞 ニュース&ドキュメンタリー部門2部門受賞、第82回アカデミー賞長編ドキュメンタリー賞ノミネート作品。

『靖国 YASUKUNI』 (日本/中国 2008年)
…当時日本に在住していた中国人監督 李纓(リイン)監督が、1997年から10年に渡って靖国神社を取材したドキュメンタリー。2007年12月、都内でマスコミ試写が行われた後、週刊新潮が「中国人監督による『反日映画』である」と主張。この作品が文化庁の助成金を受けていたことから、事態が紛糾し国会議員による事前試写があった後、上映予定の映画館へ右翼の街宣があり、上映自粛が相次いだ。

『南京!南京!』(中国 2009年)
…日中戦争の南京戦とその後に起きたとされる南京事件について、日本軍兵士の視点から描かれた中国の歴史大作映画。日本兵が中国市民を銃撃や生き埋めで大量虐殺する場面などが、モノクロで描かれている。日本での配給が一度決定しながらも、楽曲の著作権問題で配給会社との交渉が決裂したことで、日本では2011年に一日限りの上映が行われた。

『誰も知らない基地のこと』 (イタリア 2010年)
…2007年にイタリアで起こった、世界遺産のある町を襲った米軍基地拡大計画に対する反対運動をきっかけに、この問題に関心を抱いたイタリアの若手監督2人が制作したドキュメンタリー。地球上に約40カ国・700以上もの軍事基地を保有しているアメリカ。なぜ、世界の国々は、いまだに軍事基地を受け入れているのか、なぜ基地はなくならないのか、世界の視点から米軍基地の真実に迫ったドキュメンタリー作品。

『カクシタル』全28話(韓国 2012年)
…韓国国営放送(KBS)が制作した全28話のドラマ。原作は韓国の同名漫画。1930年代、日韓併合時代の京城(現ソウル)を舞台にし、住民のために闘う謎のヒーロー「カクシタル」と、彼を愛した女性たち、その時代に生き友情を分かち合った韓国と日本の若者たちの悲劇的な運命が描かれている。韓国国営放送(KBS)が制作に100億ウォンを投じたことで放送前から話題を集め、韓国で高視聴率を記録した。

『1937 南京記憶』 全5話(中国 2014年)
…昨年、中国中央電視台でゴールデンタイム5夜に渡って放映されたドキュメンタリー。書籍『ザ・レイプ・オブ・南京』で南京事件を描いた中国系米国人アイリス・チャンが、日本からのバッシングを受け病の後自殺してしまうことや、南京事件を生き延びた人々の体験談などが語られている。南京事件で日本兵による残忍な百人斬り・強姦・強盗が行われたことを喧伝しようする日本人の様子や、日本の教科書問題にも触れ、事件を多角的に描いた作品。

■世界で話題のドキュメンタリー作品を共同配給・配信
テーマや内容によって日本で公開される機会が少ない世界の話題作や問題作の配給・配信を、ニコニコがサポートしていきます。

『サムライと愚か者 ~オリンパス事件の全貌~』
(ドイツ/フランス/イギリス/日本/デンマーク/スウェーデン 2015年)
…2011年、雑誌FACTAのスクープと英国人元社長マイケル・ウッドフォード氏の不当解雇により明るみにでたオリンパス損失隠蔽事件を描いた長編ドキュメンタリー。バブル以降の経済的観点からの歴史的な背景も踏まえ、日本社会の隠蔽体質だけでなく、ジャーナリズムのあり方までも浮き彫りにした事件の全貌に迫る。今冬劇場公開予定。

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